「今魚が売れない!」は本当か

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こんにちは、鮮魚コンサルのうおみしゅんです。

これまで金沢のスーパーで鮮魚バイヤーをしなから30年ほど市場に通って魚の買付をしてきました。

もちろん、魚も捌きますし、販売もします。

今は鮮魚コンサルということでうおみ鮮魚総合研究所Uo-Xという団体の代表をやらせてもらってます。

もともとお魚ブロガーでもあり、さかなのさというブログを2009年から17年ほどやっております。

情報発信が好きでいろんなメディアで旬のお魚情報やスーパーの鮮魚部門のあれこれを情報発信してきました。

目次

第1章 オープニング

て、この動画を出そうと思った目的はひとえに魚を売るという仕事を通して皆が魚を食べるのを好きになってほしいなという一心からです。

というのも毎日魚を売ってるともう少し魚売れてもいいじゃないかと思うわけです。

つまりまだまだ魚の売れる余地はあると思うわけです。

でも、周りは魚が売れないと言います。

なんででしょう?これが本当に不思議なんですね。

なので魚屋さんやスーパーの鮮魚部門を通してその流通事情とその問題点課題を白日のもとに晒して行こうと思ったわけです。

本当に魚が売れないのか?

もしかしたら魚を売りそびれているのではないか?

単純にそんな疑問を持つわけです。

皆さんがいつでも気軽においしいお魚を食べられるような環境作りをするためにはそういった情報提供が必要なんだと思います。

少し暑くなることもあるかもしれませんが今のお魚屋さんやスーパーの鮮魚部門の諸事情について少し語ってみたいと思います。

なんとか皆さんにより多くの新鮮なお魚をお届けしたいという一心でやりますのでぜひご覧いただけたら幸いです

第2章 魚が売れない

最近魚が売れないとニュースや雑誌などのメディアでよく取り上げられています。

これは間違いない事実だと思います。

魚離れ、魚価高騰、水揚げ減少、人手不足などなど

水産庁の毎年出している水産白書を見ると1人1年当たりの食用魚介類の消費量というのが載っています。

それを見ても年々減り続けているのが見て取れるわけです。

直近の平成6年では21.4kgほどになりました。

その前の年平成5年が22.0kgで、ちなみに最高だったのが平成13年の40.2kgということでした。

それを見ても確かに魚を食べられなくなったんだろうと推測できるわけです。

買う側の問題もあるかもしれませんが私はむしろ売る側の力が弱っているという問題もあると思っています。

ここは後で詳しく解説しますね。

第3章 魚が本当に売れなくなったのか?

では本当に魚が売れなくなったのかということです。

ただSNSなんかには毎日たくさんのおいしそうな刺身やお寿司の写真が投稿されています。

塩焼きや煮付けの魚の写真もしっかり上がっています。

本当においしそうなんですねよね。

また、回転寿司はいつも長蛇の列で人気海鮮居酒屋も予約でいっぱいで全然取れない状況です。

皆さんのところでもそうじゃないですか

魚が嫌いになったわけではないような気がします。

魚を食べなくなったわけではないようです。

では鮮魚店、魚屋さんで魚が売れなくなったということでしょうか

どうでしょう?

確かに昔ながらの魚屋さんはめっきり少なくなってきているようです。

で、スーパーの鮮魚売場が売れているかというと決してそうでもないのが現状です。

確かにそこでは魚が売れてないようにも見えます。

ただ繁盛している魚屋さん、魚が売れているスーパーは実際にあります。

そこでは対面の魚や刺身コーナーの刺身盛合せが飛ぶように魚が売れています。

土用丑の日や節分恵方巻きなどの水産イベントの時なども人気で長蛇の列ができていたりします。

年末お盆のお刺身の予約注文が殺到したりもしています。

皆さんのところにもそんな人気鮮魚店ありますよね。

魚が決して売れてないわけではなさそうです。

これはどういうことなんでしょうか?

第4章 二極化

結論から言うと売れる店と売れてない店にはっきり分かれていて、売れている店にお客さんが集中しているのです。

いい店にはお客さんが集まるし、いいとは言えない店からお客さんはますます距離を置くということなのです。

至極当然の事象です。

最近特に売れる店と売れない店の二極化現象が顕著です。

ですから、売れている店からすると「なんで魚が売れないと言われるんだろう?」ということになるのです。

そのお店では魚がしっかり売れているわけですから「軽々しく魚が売れなくなったなんて言ってくれないでくれ!」って感じになりますね。

ただこういうお店以外の大多数のお店は確かに売れていないのです。

割合としては売れてない店が増えた感があります。

その結果全体として魚が売れないように見えてしまっているという見方もできるわけです。

厳しい言葉でいうと、魚を売れなくしてしまった売り手の問題ということも大いにあるのではないかと思うわけです。

ちょっと厳しい言い方かもしれません。

ただまあ、それだけ今の魚屋さんは大変な事情を抱えているということも一方理解するのです。

大変な事情とは具体的にどんなことでしょうか?

少しそこのところを解説したいと思います。

第5章 鮮魚店が大きくなりすぎた

今、スーパーをはじめとする鮮魚店は大型化しています。

もちろん売場も大きくなってますが大きな会社が経営したりしています。

それは時代の流れと世の中の求めるものであるのはわかりますね。

ただ組織が大きくなるということは経営もシビアになってきます。

効率優先主義

まずは効率優先になり無駄な人員は抱えません。

いわゆる効率優先な運営を余儀なくされます。

もちろん効率を考えることは経営上必要なことです。

ただ鮮魚は製造部門でありながら他の部門と同じ指標で生産性を見ようとしたりするわけです。

魚売場でいえば、サバ1尾売るのに人手はかけられないということで対面売場に人を置けなくなったりします。

そのうち対面売場すらなくしてしまう店も多いです。

最終的には人影も見ない魚屋が出来上がるのです。

このように鮮魚の魅力が半減していくのです。

サラリーマン化

もう一つは従業員のサラリーマン化です。

一所懸命やってもやらなくても給料は変わらないからと淡々と決められたことだけこなす従業員が増えたりしています。

時に品物出さない方がロスが出ないと売り場をスカスカな消極的な売場にしたります。

店長においてもただ上から言われるがままロスを出すなとしか言わない店長も存在します。

もちろん、しっかりやっているお店も多いことは事実です。

ただ鮮魚に関していえば、大きな組織になればなるほどお客さんとの距離が離れ、魚の料理方法も伝えられなくなっている現状は非常に由々しき自体だと思います。

例えクックパッドのリーフレットがあったとしてもです。

第6章 本当に使いやすいの?

思うに鮮魚について言えば、大きければいいというものでもないようです。

そもそも魚が集まめきれないというのは鮮度を重視する鮮魚においては致命的だと思っています。

鮮魚は青果と違って多く仕入れれば仕入れるほど条件が出やすいというわけでもありません。

むしろ鮮魚については小規模のお店の方が条件出やすかったりもするものです。

とは一定の仕入は必要ですが。

この辺は市場に通っていっている人ならわかる話ですね。

さらに鮮魚の集客はほぼほぼ口コミです。

スーパー自体の集客にチラシは効果ありますが、実は鮮魚が評判出てお客さんが増える過程は決してチラシではありません。

近所のおばちゃんや奥様の井戸端会議がこそが最大の広告塔なのです。

日々鮮度のいいものを出し続けてあそこの魚が新鮮となれば自ずと人は集まってきます。

大きなお金経費をかけなくても日々の地道な努力で繁盛店になれるのです。

そういった意味で小さいお店もやり方次第で大手に十分対抗できる余地はまだあると思います。

特に地方ではそういう傾向がまだ見られます。

第7章 地方はまだまだ魚がうれる

都会と地方では明らかに魚の売り方、売れ方の違いがあります。

産地と消費地の違いです。

地方ではまだまだ魚が売れると思っています。

特に魚の水揚げのある海に近い地域は都会とは全然環境が違います。

実際、魚を自宅で自分で捌いたりするご家庭もまだまだたくさんあります。

なので地方の特に海側の地域では魚が売れないという話はあてはならないと思います。

第8章 身近で新鮮な魚を買えるところを増やす

確かに自分で新鮮な魚を買おうと思った時にすぐに思い出せる鮮魚店が少なくなりました。

評判のいい鮮魚店はわざわざ遠くに出かけていかないといけなかったりします。

近所で魚種も豊富で買いやすいいい鮮魚店、スーパーがあれば本当はいいんですけどね。

ある意味「新鮮な魚難民」化している地域がほとんどだと思います。

とはいえ、全国各地を見ると評判のいい魚屋さん、スーパーもまだまだ健在です。

その地域の人にとってみれば非常にありがたい存在ですね。

もっともっと身近で新鮮な魚が手に入るような環境づくりに取り組んでいかないといけないと本気で思っています。

大きくなくても小回りがきいて魚が回転する鮮魚店、スーパーの鮮魚売場があったらいいですね。

これからそんな鮮魚店が求められるのではないかと思います。

実際まだまだやれることはたくさんあるはずです。

店作り、売場づくり、人員教育、仕入などしっかりと教育指導体制が整えられば浮上する店ももっと出てくると思っています。

地方でキラリと輝く鮮魚店、スーパーの鮮魚部門にする方法

やはり教育というところが一つのターニングポイントになると思います。

ただ今の現状としてはなかなか高額な鮮魚コンサルタントを入れて教育体制を構築するというのは難しいという店が多いかもしれません。

ただ今はネットの時代、そういった鮮魚に特化したサイトやブログも充実しています。

それを利用すればコストをかけずに従業員の教育にも利用できます。

ネットの情報は当てにならないと思うかもしれませんがちゃんとしたサイトやブログもあります。

私がかかわっている鮮魚の教育系サイト、ブログを紹介します。

さかなのさブログ

例えば「さかなのさ」というブログはまさに地方の鮮魚店、スーパー鮮魚部門の方にとって無料で学べる記事がたくさん充実しています。

魚の情報も多いですが、計数などの専門的な情報もあったりします。

これをしっかり熟読して現場で実践すれば必ず業績が変化するはずです。

実際、これを見て高校生の時に読んで後にスーパーの鮮魚部門のチーフになったという20代女性の方もいます。

根強いファンも多く実際に取り入れてるお店も多いので安心して使えます。

鮮魚マーケットスクール

このサイトは鮮魚の教科書として利用できるように作ったサイトです。

単元毎に分かれていて見やすくなっています。

年間水産イベントの一覧表も便利に使えます。

Uo-X Academy(ウオックス・アカデミー)

このサイトは鮮魚特化型のオンラインスクールです。

個人パーソナル向けのスクールで普通のコンサルに比べると低価格で鮮魚を学べます。

オンラインで鮮魚が学べるセミナーをやったり、コミュニティで仲間を作ることもできます。

すべてWEBで手続きが完結します。

地方の人や自宅で習いたいという人にとってメリットが大きいです。

うおみ鮮魚総合研究所Uo-X

本格的に鮮魚を学ぶ場合は鮮魚コンサルティングを利用する手段もあります。

リアル対面方式の指導を受けることができます。

やはり直接考え方を聞いたり、技術を見て学べるのはメリットが大きいです。

どうしても数字を上げたいときに活用してください。

こちらは法人向けになりますので会社での利用という形になります。

第9章 最終章

一気に話してきましたが、今の魚屋、鮮魚店、スーパーの現状をしっかり話せたと思います。

結局「今魚が売れない!」は一部当たってて、一部は違っているという結論です。

ただ繰り返し言いたいことは、

魚屋は大きければいいというわけはなく、小さい魚屋さんにもまだまだ活躍する場はある

ということです。

ただそのためには今と同じことをしていてはダメで、新しい挑戦をしましょうということです。

勝利の方程式をこれからたっぷりこのYouTubeでお伝えしていきますのでぜひ一緒に再生していきましょう。

<終わり>

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